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死んだねずみの舞踏会死んだねずみの舞踏会
昔も今も、何も変わらないし、終わらない。 過ぎ去った時は戻らず、失ったものも戻らない。
       BGM : Mad World- Gary Jules


                                     Mad World lyrics

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小学校の時は、誰もが委員になるんじゃなくて、
推薦された人や立候補して認められた人だけが委員になっていたけど、
私は委員になる可能性がある期間、ずっと委員を務めていた。

図書委員は「どうせ図書室にいることが多いんだし」と言う理由で推薦され、
美化委員は「花を持ってくるのは、お前だけだし」と言う理由で推薦された。


花…。

家(借家)の花壇に咲いた花を、よく母が持たせてくれた。
朝、出掛けに「もって行きなさい」と、切って新聞に包んでくれた。
いつも、家を出ようとした、まさにその時にそう言ってきて、
花を持っていく用意をするには、それなりに時間がかかるので、
要らないと言っても、「持っていきなさい」と。

「遅れるから要らない」と、正面切って言うのは、勇気がいった。
でも結局、完全に断ってしまうと、後で何をされるやらわからないので、
押し付けられるようにして、持って行っていた。

その度に、集合場所では「なぜ遅れたのか」と詰め寄られ、
あるいは置いていかれ、、

「遅れるから要らない、と言ったのに、用意するから待てと言われた」
と言っては、
「親のことを悪く言う」「親のせいにしている」
と非難された。

学校では「また持ってきた」と嫌がられ、、
美化委員ではなかったけど、自分で生けていた。
そしてある年の、委員を新たに決める時、
このような経緯のため、見事、美化委員に任命された。
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みんなにとっては、うれしいらしいプール開きも、
私には、どうでも良かった。関係ないから。

みんなに笑われるのが嫌で、泳ぎたくなかった。
でも、どうせプールは見学になると分かっていたから、落ち着いていられた。

他の、普通の体育の授業には、問題なく参加している私だけど、
プールだけは、ダメということになっていた。
一応、「ドクターストップ」。
理由は、ハナが出るから。
それだけ。

なぜ…?という気がしないでもないけど、
プールは嫌いだったので、ドクターストップは歓迎だった。
お許しを得てのんびり出来るので、
そういう意味では、私も少しうれしかった。

九九… 
2・1が2、2・2んが4、2・3が6、2・4が8 ・ ・ ・

九九を覚えるのは基礎であり、これだけは、覚えないことにはどうしようもない。
簡単な方法も何もなく、ひたすら呪文のように唱え続けて、丸暗記するしかない。

私の場合、主な九九を暗唱する場は、母の車の中だった。
母に連れられて、妹と一緒に買い物に行く。
あるいは買い物でなくとも、まぁ、どこかに行く。
その車の中で、「はい、4の段」「次、7の段」…と言うように言われて、暗唱していた。
目的地に着くまで、ひたすら九九を唱え続ける。

必死だ。
間違えるたび、激しい言葉で叱咤される。
間違えると、最初から全部やり直し。

暗唱する回数が、例えば10回とか決められているが、
それを1度の間違いもなく、途中で滞ることもなく、すらすらと進められなくてはいけない。
間違えたり、突っかえて止まってしまうと、最初から。
それまで何回間違えず、止まらず出来ていようと、全てリセットされて、
最初から。
その私の傍で、いつも妹は、楽しそうに笑っていた。

目的地は、「良い状態」で迎えないといけない。
ちょうど、規定の回数の暗唱をクリアしたところで、駐車場の入り口が見えてきた…とか、
回数をクリアでなくても、間違いなく、すらすらと暗唱できている状態で迎えないと、
1人だけ、駐車場に停めた車の中で、留守番させられることになる。

買い物から戻ってきた妹の手には、ソフトクリーム。
妹は、おいしそうになめていた。

買い物から、祖父母の家から、、
帰りの車中での九九暗記は、もっとシビアだ。
間違えたり、突っかえることが多くて母を苛立たせてしまうと、
道を逸れた山の中で途中下車させられた。
そのまま路上に、、ということもあった。

私はこうして、九九を覚えた。
調理実習、
それは料理の仕方を間近で「見て」覚えられる、またとない機会のこと。

慣れた人がさっさとやるのではなく、同い年の女の子たちが、
私よりも更にぎこちない手つきで、右往左往しながらやるのだから、
じっくり観察できること、この上ない。

私は何もしない。ただ、見てるだけ。
ただ、みんながどんなことをやらかして、先生がどう対処するか、
作り方の手順やら、支度の手順やらといっしょに、メモを取り続けるだけ。

だって、私が手伝おうとすると、嫌な顔をされるから。
片付けの手伝いはするけど、それも時には嫌な顔をされる。
だから、何もしない。

何もしなくて良い分、じっくり全体を見渡して観察して、ノートに取って、
同級生に「作ってもらった」ご飯をいただいて、
あのくらい入れただけでは、ちょっと…
適当なことするから…
あれはさすがに、放っときすぎと思ったんだよね…
などなど、
独り勝手にコメントをつぶやくだけですから、楽なもんです。


…テストですか?
ノートを詳細に取っていて、授業時間中に作れなかった分、
帰って、家で何度も作ってみた、私の勝ち!

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