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死んだねずみの舞踏会死んだねずみの舞踏会
昔も今も、何も変わらないし、終わらない。 過ぎ去った時は戻らず、失ったものも戻らない。
       BGM : Mad World- Gary Jules


                                     Mad World lyrics

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九九… 
2・1が2、2・2んが4、2・3が6、2・4が8 ・ ・ ・

九九を覚えるのは基礎であり、これだけは、覚えないことにはどうしようもない。
簡単な方法も何もなく、ひたすら呪文のように唱え続けて、丸暗記するしかない。

私の場合、主な九九を暗唱する場は、母の車の中だった。
母に連れられて、妹と一緒に買い物に行く。
あるいは買い物でなくとも、まぁ、どこかに行く。
その車の中で、「はい、4の段」「次、7の段」…と言うように言われて、暗唱していた。
目的地に着くまで、ひたすら九九を唱え続ける。

必死だ。
間違えるたび、激しい言葉で叱咤される。
間違えると、最初から全部やり直し。

暗唱する回数が、例えば10回とか決められているが、
それを1度の間違いもなく、途中で滞ることもなく、すらすらと進められなくてはいけない。
間違えたり、突っかえて止まってしまうと、最初から。
それまで何回間違えず、止まらず出来ていようと、全てリセットされて、
最初から。
その私の傍で、いつも妹は、楽しそうに笑っていた。

目的地は、「良い状態」で迎えないといけない。
ちょうど、規定の回数の暗唱をクリアしたところで、駐車場の入り口が見えてきた…とか、
回数をクリアでなくても、間違いなく、すらすらと暗唱できている状態で迎えないと、
1人だけ、駐車場に停めた車の中で、留守番させられることになる。

買い物から戻ってきた妹の手には、ソフトクリーム。
妹は、おいしそうになめていた。

買い物から、祖父母の家から、、
帰りの車中での九九暗記は、もっとシビアだ。
間違えたり、突っかえることが多くて母を苛立たせてしまうと、
道を逸れた山の中で途中下車させられた。
そのまま路上に、、ということもあった。

私はこうして、九九を覚えた。
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