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死んだねずみの舞踏会死んだねずみの舞踏会
昔も今も、何も変わらないし、終わらない。 過ぎ去った時は戻らず、失ったものも戻らない。
       BGM : Mad World- Gary Jules


                                     Mad World lyrics

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九九… 
2・1が2、2・2んが4、2・3が6、2・4が8 ・ ・ ・

九九を覚えるのは基礎であり、これだけは、覚えないことにはどうしようもない。
簡単な方法も何もなく、ひたすら呪文のように唱え続けて、丸暗記するしかない。

私の場合、主な九九を暗唱する場は、母の車の中だった。
母に連れられて、妹と一緒に買い物に行く。
あるいは買い物でなくとも、まぁ、どこかに行く。
その車の中で、「はい、4の段」「次、7の段」…と言うように言われて、暗唱していた。
目的地に着くまで、ひたすら九九を唱え続ける。

必死だ。
間違えるたび、激しい言葉で叱咤される。
間違えると、最初から全部やり直し。

暗唱する回数が、例えば10回とか決められているが、
それを1度の間違いもなく、途中で滞ることもなく、すらすらと進められなくてはいけない。
間違えたり、突っかえて止まってしまうと、最初から。
それまで何回間違えず、止まらず出来ていようと、全てリセットされて、
最初から。
その私の傍で、いつも妹は、楽しそうに笑っていた。

目的地は、「良い状態」で迎えないといけない。
ちょうど、規定の回数の暗唱をクリアしたところで、駐車場の入り口が見えてきた…とか、
回数をクリアでなくても、間違いなく、すらすらと暗唱できている状態で迎えないと、
1人だけ、駐車場に停めた車の中で、留守番させられることになる。

買い物から戻ってきた妹の手には、ソフトクリーム。
妹は、おいしそうになめていた。

買い物から、祖父母の家から、、
帰りの車中での九九暗記は、もっとシビアだ。
間違えたり、突っかえることが多くて母を苛立たせてしまうと、
道を逸れた山の中で途中下車させられた。
そのまま路上に、、ということもあった。

私はこうして、九九を覚えた。
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おじいちゃんち。

父方の祖父、父の父の家は、道に面して建っていた。
時折、牛臭い風が吹き抜ける道は、両脇を土塀で囲まれ、裏の田んぼと山に続いていた。
家の東側には、幅1.5mほどの川が流れ、道然とした石橋が掛かっていた。
石橋の向こう側は、昔ながらの商店や古い家が集まっている地域で、
中心の小高い丘の上には神社があり、途中には小学校があった。
対してこちら側は、農作業に行く道すがら、通り過ぎる場所。
村はずれだった。

父方の祖父、父の父は、商家の長男だった。
祖父が日々を過ごした家、本家は、神社へと続く階段の真下、
ちょっと開けたところに面した、商店が連なる通りの、始めにあった。
しかし、戦争が始まった。
大阪までの遠い道のりを、今のように自動車があるわけでもなく、
祖父は自転車で往復し、米を運んだ。
そんな祖父にも招集令状は来たが、招集されて間もなく、祖父は帰された。
失明。

それ以来、祖父は、村の外れの家に住むことになった。



建物の位置関係は私自身の記憶によるものだが、失明したタイミング、離れへ移ったタイミングについては、父からの伝聞であり、また、折に触れてのいくつかの話をまとめたものなので、記憶は曖昧。
家庭訪問で、先生が家にやって来た時。
信用金庫のおじさんが来た時。
大家さんが来た時。

子供がよく言われる言葉、「あっちに行ってなさい」。


新聞や電気、ガス、水道の集金に、人が来た時。
母の友達が、久しぶりに遊びに来た時。
学研のおばさんが来た時。

子供がよく言われる言葉、「あなたは出てこなくていいの」。


遅くなった父が、やっと帰ってきた時。

子供がよく言われる言葉、「早く部屋に行って、寝なさい」。
または、「話があるんだから、出てこなくて良いの」。


祖父母が、裏の畑で採れた野菜を、トラックの荷台いっぱいに積み込んで持ってきた時。
近所の友達が、遊びに誘ってきた時。

子供がよく言われる言葉、「部屋に行って、宿題をしなさい」。


私は、
誰の目にも触れて欲しくない、隠しておきたい存在。
出来ることなら、存在しなかったことにしたい存在。

だから私は、
深海魚のごとく、息を潜ませる。
台湾の話ね。 
要らんことを言った…と、口を縫われたらしい。本当に。 
「黙らんと縫うよ!!」と口元をつかんで脅されたことはあっても、
さすがに、本当に縫われた経験はないなぁ。 

う~ん、すごい。でも、なぜ? 
抵抗しなかった? 
金銭面でのトラブルがあって、負い目に感じていたのか知らないが、 
無抵抗で縫われることは、考えにくいよね。 

>王と名乗る男(22)とその父親に呼び出され 
>しばらくして王の父親は、男性に対して「余計なことを言った」と怒り、唇を5針縫ったという。 

借りた相手は、息子(22)の方? その息子に、押さえつけられた? 
でも、息子(22)1人だけだよね? 押さえてたの。 
1人ぐらい、どうにでもならない? 
私だったら、必死に抵抗して、逃げるよ。 

「ブタすごいピンチ!! 
 今必死になれなくて、いつ必死になれますか!」 by ちびギャラ 
 


>回りにいた少年たちは警察に通報 

少年たちが、まともな子たちで良かったね。 


「要らぬ口きいた」男性、唇を縫われる―台湾 
http://www.recordchina.co.jp/group/g32007.html

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